人生100年時代と言われ、お金の知識の重要性が高まる中、FP(ファイナンシャル・プランナー)3級資格が注目を集めています。

今回お話を伺ったのは、「日本一分かりやすく、合格しやすい学習サイトを作りたい」という目標を掲げ、ご自身が開発に携わる学習サイト「まなぷら」を実際に使って、見事2ヶ月でFP3級に合格された松野さんです。

開発者でありながら「受講生」となった松野さん。学習中にぶつかった壁や、開発したサイトならではの活用法、そして試験当日のユニークなエピソードまで、たっぷりとお伺いしました。

なぜFPを? サイト開発と学習のきっかけ

— 松野さん、この度はFP3級合格、誠におめでとうございます!

ありがとうございます! 正直、危なかったー!というのが率直な感想なんですけどね(笑)。

— まず、松野さんがFP3級の資格取得を目指された「きっかけ」からお伺いできますか?

実は、私自身が「日本一分かりやすく、合格しやすい学習サイトを作りたい」という大きな目標を持っていまして。

ただ、作るからには、まず自分たちが試験内容を深く理解し、実際に合格しなければ説得力がないだろう、と。

自分たちが「これなら合格できるはずだ」と信じて作ったもので、自ら「受講生」として効果を実証しなければならない。それが一番のきっかけですね。

2ヶ月で合格! 開発者が実践した学習法

— 開発者が自ら学習するというのは、プレッシャーもあったのでは? 学習期間はどのくらいでしたか?

プレッシャーは、確かにありました(笑)。学習期間は約2ヶ月です。働きながらだったのですが、半分仕事ですので、1日あたり平均で2時間くらいは勉強時間を確保できました。

— 2ヶ月で1日2時間。かなり集中的に学習されたんですね。学習中、特に「ここは大変だった」という点はありますか?

一番は、やはり計算問題ですね。それと、どうしても理解しにくい、自分の中で腑(ふ)に落ちない問題にぶつかった時が苦しかったです。

— どうやって、その「計算問題」や「苦手問題」を克服されたのですか?

とにかく手を動かすことでした。普段のインプット学習はスマホ中心でしたが、計算問題や理解しにくい問題に出会ったら、必ずペンと紙を用意して、図や表を自分の手で書きながら解くようにしました。

非常にアナログなんですが、頭の中だけで考えるより、書き出すことで整理されて理解が進んだように思います。泥臭いやり方ですが、それが一番の近道だったと思います。

— モチベーションの維持も大変だったかと思いますが、何か工夫はされましたか?

モチベーションが下がってきたな、と感じたら、すぐに試験の申し込みをしました

「もう逃げられないぞ」と自分にプレッシャーをかけるのが、私には合っていたようです。あとは、勉強中はSNSの利用を制限するなど、誘惑を断ち切る工夫もしていましたね。

開発者だから分かる! サイト(講座)の「本当に役立つ」機能

— ご自身が開発に携わったサイトですが、実際に学習者として使ってみて、「ここは合格に効いた!」と実感した機能やコンテンツはありましたか?

手前味噌になってしまいますが(笑)、繰り返し間違える苦手問題を認識できる点ですね。

どうしても間違えてしまう問題をシステムが把握してくれるので、自分がどこでつまずいているのかを客観的に把握できます。そこを集中的に復習できたのが、合格に直結した一番の要因だと感じています。

— 他にもありますか?

過去問題のコンテンツは非常に役立ちました。特に「暗記系の頻出問題群」です。

あれを繰り返し解くことで、効率的に記憶を定着させることができたと思います。

教材も、結局はこのサイトの過去問をメインにやり込みました。

合格、そして新たな挑戦

— 合格されて、ご自身の中で何か変化はありましたか?

シンプルですが、素直に嬉しかったですね。なにより、自分たちが作ったサイト(講座)で、ちゃんと合格できたという事実が、大きな自信になりました。

しかし、合格するだけの学習方法では、得た知識が役にも立たないことにも気がつきました。

— 「合格するだけの学習方法では、得た知識が役にも立たない」とは、どういうことですか?

合格するだけの学習方法は、各分野で出題される単語や制度を覚えるのみです。覚えたからといって、実生活や実務で知識を活用するはなく、例えば保険や年金に関する説明文が読みやすくなる程度だと思いました。これでは「ファイナンシャルプランニング技能士」という立派な名称の資格に対して、資格を持っていると自信を持って言えないと思いました。

そこで、当初目指していた「日本一合格しやすいサイト」を作ることをやめ「日本一分かりやすくて実務や実生活で役立つサイト」を作ろうと方針転換をしました。

— あまり他で聞いたことがない学習サイトのように思いますが?

そうですね。多くの企業が「短期合格」を目指すあまり、教材の中身が薄くなり、FPが本来学ぶべき有用な内容まで削ってしまったのだと思います。それにより、合格者の中に「FPは役に立たない」「FPを取っても無駄だ」という声が多く見られるのだと思います。

未来の合格者へ。開発者兼合格者からのエール

— 最後に、これからFPの学習を始める方々へ、応援メッセージをお願いします。

学習中、特に苦手な問題にぶつかると諦めたくなる瞬間が必ず来ると思います。ですが、全ての学習が資産形成において役立つ知識ばかりです。諦めずに取り組めば、必ず理解できます。そして、学んだ知識を使って節税や資産形成を設計できた時は未来を見通せた気分になります。

もし解説を読んでも分からない時は、一人で抱え込まず、今ならAIチャットボットなどに聞いてみるのも一つの手です。色々な角度から教えてくれるので、理解が深まります。

— 当サイト(講座)の「おすすめの使い方」があれば、ぜひ教えてください。

試験に合格するためには、地味な機能かもしれませんが、「ブックマーク機能」をぜひフル活用してほしいです。自分がどこを苦手としているのかを可視化できて、復習に本当に便利です。自分だけの最強の苦手問題集が作れます。

皆さんの合格を、今度は私たちが応援する側として、心からサポートしています!

編集後記

「日本一のサイトを作りたい」という情熱から、自ら受講生となり学習の苦労や喜びを実体験された松野さん。

そこから「合格するだけの学習方法では、得た知識が役にも立たない」と気がつきカリキュラムを刷新された松野さんの挑戦は、始まったばかり。この記事が、あなたの「学びたい」という気持ちを後押しするきっかけとなれば幸いです。