FPとは「ファイナンシャル・プランニング」の略で、その資格を持つFP技能士は、「生活に密接したお金に関する専門家」です。 金融、税金、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、投資、資産運用など、生活に役立つ幅広い知識を持ち、個人の経済的な問題や悩みを解決へと導きます。

FPの知識は日常生活でも役立ちますが、特に以下のような人生のライフステージが大きく変化する局面で役に立ちます。

  • 結婚や出産を機に、保険や家計を大きく見直す必要が出てきた
  • 住宅購入にあたり、いまの収入でいくらの家が購入できるか、毎月いくらなら返済できるか知りたい
  • 両親が高齢になり、相続や贈与について真剣に考えたい
  • 定年退職後の老後資金に不安を感じてきた

人生に大きな変化が訪れた際、お金の悩みはつきものです。特に税金が関係する問題については「詳しくないと損をする」ことが多いですが、お金の計算や節税方法に詳しい人は少ないのが現状です。

そんなとき、お金の専門家であるFP技能士に相談すれば、複雑な計算や、将来必要になる備え、節税対策についてアドバイスをもらえます。その結果、無駄な出費を防いだり、無理のないローン返済が可能になり、自分たちの生活や資産を守ることができるでしょう。

FP技能士の資格を取得するとどんなメリットがあるの?

FP技能士の資格を取得すると、あなたの人生を豊かにするさまざまなメリットがあります。

1)日常生活において役立つ

FPの資格を取得すると、家計管理や資産形成に関する知識、お金を管理する能力が身に付き、日常生活のさまざまな場面で節約・節税対策ができます。

保険の見直しで年間数万円の節約、住宅ローン控除や相続での生前贈与などを活用すれば数十万円以上の節税も可能です。長期的に見れば、その差は数十万円、数百万円にもなるでしょう。

また、お金に関する不安は精神的なストレスにもつながります。FPの知識があれば、抱えている問題を迅速に解決し、安心して暮らせるようになります。自分だけでなく、家族や友人・知人にもアドバイスができるため、周囲の人々を助けることにもつながります。

2)本業や副業に活かせる

FPの資格は、本業や副業において大いに役立ちます。企業によっては資格手当が出たり、昇進に有利になる場合があります。転職の際も有利に働き、たとえ直接関係のない職種でも、履歴書に記載するだけで「お金の計算に強い」「忍耐強く学ぶことができる」といった良い印象が得られるでしょう。

また、本業で活かせなくても、仕事終わりや休日にFPの資格を活かして副業で稼ぐことも可能です。FP技能士への相談料は一般的に1時間あたり5,000円〜1万円程度です。資格を取得し、相談を受ける立場になれば、この金額を稼ぐことも可能です。

人生の選択肢を増やしたい方、生活の質を上げたい方、もっと収入を増やしたい方はFPの資格取得をおすすめします。

3)独立開業も夢ではない

FPとしての知識と経験を積み、顧客からの信頼を得ることができれば、フリーランスのFP技能士として独立開業することも夢ではありません。企業と直接契約を結び、活躍している方も大勢います。

FP技能士の資格は、生活・仕事の両方で活かせるだけでなく、将来性もある非常に実用性の高い資格と言えるでしょう。

FP資格取得は難しいの?

FPの資格は、大きく分けて2種類あります。

  • 国家資格である「ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)」
  • 日本FP協会が認定する民間資格「AFP/CFP」

ここでは、国家資格技能検定「ファイナンシャルプランニング技能検定(FP技能検定)」の合格難易度についてお伝えします。

1. FP技能士の種類

国家資格であるFP技能士の種類は、3級・2級・1級の3種類です。

  • FP3級:FPの基礎知識を学ぶ入門資格です。
  • FP2級:実用性が高く、多くの金融機関で取得が推奨されるレベルです。
  • FP1級:FPの最高峰で、高度な専門知識と応用力が求められます。

なお、民間資格のAFPはFP2級相当CFPはFP1級相当の難易度と言われています。

2. FP技能士の受検資格について

FP3級には受検資格制限はありません。年齢や学歴問わず誰でも受検ができ、合格すれば資格を取得できます。

FP2級を取得する場合は、下記いずれかの受検資格が必要です。

  • FP3級合格者
  • 日本FP協会が認定するAFP認定研修の修了者
  • FP実務経験2年以上

FP1級は受検資格のハードルも試験の難易度も非常に高いため今回は詳しく解説しませんが、プロフェッショナルや独立開業を目指すのであれば、最終的には取得したい資格です。

3. FP技能士取得の難易度について

FP3級とFP2級は、決して取得難易度が高いわけではありません。日本FP協会によると、2024年の合格率は以下の通りです。

  • FP3級合格率…85%前後
  • FP2級合格率…45~60%前後

※引用:日本FP協会(https://www.jafp.or.jp/exam/syutoku/

この合格率からもわかるように、しっかり勉強すれば十分に合格を狙えます

FP3級とFP2級は、日常生活でも仕事でも非常に役立つ、いわゆる「コスパの良い資格」です。

まずは日常生活で役立つFP3級、そして仕事や副業に活かしたい方はその勢いでFP2級の取得を目指してはいかがでしょうか。